横山 拓也

劇作家・演出家　iaku代表

1977年1月21日生まれ。大阪府吹田市出身。劇作家、演出家。大阪芸術大学同級生を中心に結成した「売込隊ビーム」を経て、2012年に演劇ユニットiaku（いあく）を立ち上げる。

緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。

繰り返しの上演が望まれる作品づくり、また、大人の鑑賞に耐え得るエンタテインメントとしての作品づくりを意識して活動中。

2018年7月、一般社団法人iaku設立（代表理事）。

▶︎ iaku　公式ホームページ

受賞歴

第27回鶴屋南北戯曲賞（2024年）『モモンバのくくり罠』

第26回OMS戯曲賞佳作（2019年）『逢いにいくの、雨だけど』

平成30年度咲くやこの花賞（文芸その他部門）（2018年）

第72回文化庁芸術祭新人賞（関西）（2017年度）『ハイツブリが飛ぶのを』の作

平成29年度吹田市文化功労者表彰（2017年度）

第1回せんだい短編戯曲賞大賞（2012年度）『人の気も知らないで』

第15回劇作家協会新人戯曲賞（2009年）『エダニク』

作品歴

演劇

2024年　世田谷パブリックシアター『う蝕』<作>　瀬戸山美咲演出／シアタートラム、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、Nittera日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

2024年　スーウェイ第二回本公演『逢いに行くの、雨だけど』＜作＞　柳本順也演出／小劇場B1

2024年　Nana Produce Vol.21『短編３傑作』「さらば鎌玉」「仮面夫婦の鑑」「人の気も知らないで」＜作＞　寺十吾演出／テアトルBONBON

2023年　エイジポップ　朗読劇『エダニク』＜作＞　荒井遼演出／座・高円寺２

2023年　モボ・モガプロデュース『多重露光』<作>　眞鍋卓嗣演出／日本青年館ホール

2023年　なないろ満月Vol.3『ハイツブリが飛ぶのを』<作>　五十嵐明演出／テアトルBONBON

2023年　演劇引力廣島プロデュース『目頭を押さえた』＜作・演出＞　アステールプラザ（広島）

2023年　三浜リーディング『人の気も知らないで』＜作・演出＞　四日市市三浜文化会館（三重）

2023年　Nana Produce『いごっそうと夜のオシノビ』＜作＞　寺十吾演出／サンモールスタジオ

2022年　新国立劇場［シリーズ未来につなぐもの］『夜明けの寄り鯨』＜作＞　大澤遊演出／新国立劇場小劇場

2022年　劇団俳優座『猫、獅子になる』＜作＞　眞鍋卓嗣演出／俳優座劇場

2022年　インプレッション『エダニク』＜作＞　内藤裕子演出／東京芸術劇場シアターウエスト、COOL JAPAN OSAKA TTホール（大阪）

2022年　パルコプロデュース『粛々と運針』＜作＞　ウォーリー木下演出／加藤シゲアキ主演／パルコ劇場、森ノ宮ピロティホール（大阪）

2022年　演劇引力廣島プロデュース　リーディング公演『雉はじめて鳴く』＜作・演出＞　アステールプラザ（広島）

2021年　文学座『ジャンガリアン』＜作＞　松本祐子演出／紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

2021年　パルコプロデュース『目頭を押さえた』＜作＞　寺十吾演出／東京芸術劇場シアターイースト、サンケイホールブリーゼ（大阪）ほか

2020年　PARCO STAGE ＠ONLINE「仮面夫婦の鑑」［芝居編・朗読編］＜作・演出＞　＊配信

2020年　劇団俳優座『雉はじめて鳴く』＜作＞　眞鍋卓嗣演出／俳優座劇場

2019年　MONO特別企画［涙目コント］『さらば鎌玉』＜作＞　土田英生演出／三鷹市芸術文化センター星のホール、シアターE9（京都）

2019年　浅草九劇『エダニク』＜作＞　鄭義信演出／浅草九劇

2019年　企画集団マッチポイント『ヒトハミナ、ヒトナミノ』＜作＞　松本祐子演出／駅前劇場

2018年　劇団俳優座『首のないカマキリ』＜作＞　眞鍋卓嗣演出／俳優座劇場５階稽古場

2018年　浅草軽演劇集団・ウズイチ『シャフ』＜作＞　荒谷清水演出／浅草九劇

2017年　吉田見本市　一人芝居『しおおゆ』＜作＞

2017年　メイシアター×大阪大学共同事業『あくまでも春』＜作＞　小原延之演出／メイシアター小ホール

2016年　メイシアター×大阪大学共同事業『踊らせて恋』＜作＞　小原延之演出／メイシアター小ホール

2015年　メイシアター×大阪大学共同事業『湯けむりに花』＜作＞　小原延之演出／メイシアター小ホール

2014年　アイホール演劇ラボラトリー『女珍団パラリラ』＜作＞　上田一軒演出／アイホール

2013年　アイホール演劇ラボラトリー『病は病は気からから』＜作＞　上田一軒演出／アイホール

2014年〜2016年　職人坂口修一と日替わり女房『風当たり、宵の葉擦れ』＜作＞　大阪、名古屋、京都、香川、東京にて

2014年 　ピッコロ劇団オフシアターvol.29『車窓から、世界の』＜作・演出＞　ピッコロシアター中ホール　＊2016年、iaku主催で再演

2012年　ABCホールプロデュース公演第3弾『目頭を押さえた』＜作＞　上田一軒演出／ABCホール　＊2013年、iaku主催で再演

2012年　宮川サキ+Sun!!二人芝居『梨の礫の梨』＜作・演出＞　大阪ムーブファクトリー他　全国9都市で上演　＊2018年iaku主催で再演

2012年　Aripe『人の気も知らないで』＜作・演出＞　カフェスロー大阪　＊同年、iakuの旗揚げ公演として上演

2011年　NMS『紛れて誰を言え』＜作・演出＞　コモンカフェ　＊「仮面夫婦の鑑」に改題後、iaku、PARCO STAGE＠ONLINE(配信) にて再演

2010年　kisses企画『嫁に来ない課』＜作・演出＞　HEP HALL

2009年　真夏の會『エダニク』＜作＞　上田一軒演出／トリイホール　＊2011年にアイホールと王子小劇場にて再演、また2012年と2016年にiaku主催で再演

2004年　AI HALL ハイスクールプロデュースvol.６『ルート～迷路における浮島の存在～』＜作・演出＞アイホール

2003年　HEP HALLプロデュース『ケツパン』＜作＞　大塚雅史演出／中川浩三原案／HEP HALL

iaku

2023年　『モモンバのくくり罠』<作・演出>　シアタートラム

2023年　『あたしら葉桜』＜作＞　上田一軒演出／三鷹市芸術文化センター星のホール

2022年　リーディング公演『車窓から、世界の』＜作・演出＞　シアター・トップス

2022年　『あつい胸さわぎ』＜作・演出＞　下北沢ザ・スズナリ、インディペンデントシアター2nd

2021年　『フタマツヅキ』＜作・演出＞　シアタートラム、ABCホール

2021年　『逢いにいくの、雨だけど』＜作・演出＞　三鷹市芸術文化センター星のホール

2020年　『The last night recipe』＜作・演出＞　座・高円寺１、アイホール

2019年　『あつい胸さわぎ』＜作・演出＞　こまばアゴラ劇場、インディペンデントシアター1st

2019年　『仮面夫婦の鑑』＜作・演出＞　金沢能楽美術館、犀の角（劇作家大会・上田）

2018年　『逢いにいくの、雨だけど』＜作・演出＞　三鷹市芸術文化センター星のホール、八尾プリズム小ホール

2018年　iaku演劇作品集『粛々と運針』『人の気も知らないで』『あたしら葉桜』『梨の礫の梨』＜作・演出（「あたしら葉桜」を除く）＞　「あたしら葉桜」演出：上田一軒／＠こまばアゴラ劇場
＊「粛々と運針」で仙台、札幌、知立、福岡、相模原ツアー
＊「人の気も知らないで」で土浦、金沢、川根本町をツアー

2018年　『しおおゆ』＜作・演出＞　駿府城公園内東御門（ストレンジシード静岡）

2018年　iaku＋小松台東『目頭を押さえた』＜作＞　松本哲也演出／サンモールスタジオ

2017年　『ハイツブリが飛ぶのを』＜作＞　上田一軒演出／こまばアゴラ劇場、ウイングフィールド

2017年　『粛々と運針』＜作・演出＞　新宿眼科画廊、インディペンデントシアター1st

2016年～17年　『車窓から、世界の』＜作＞　上田一軒演出／ピッコロシアター中ホール、こまばアゴラ劇場、四天王寺スクエア（三重）

2016年　『エダニク』＜作＞　上田一軒演出／三鷹市芸術文化センター、パティオ池鯉鮒（知立）

2016年　『仮面夫婦の鑑』＜作・演出＞　百景社（土浦）、インディペンデントシアター1st

2015年　『walk in closet』＜作＞　上田一軒演出／アイホール、吉祥寺シアター

2015年　カトリ企画＆iaku合同公演『あたしら葉桜』＜作＞　上田一軒演出／古民家asagoro、インディペンデントシアター1st、金沢市立中村記念館旧中村邸および金沢市民芸術村里山の家（金沢ナイトミュージアム）

2014年　『流れんな』＜作・演出＞　上田一軒演出／三鷹市芸術文化センター星のホール、三重県文化会館文化小ホール

2014年　『人の気も知らないで』＜作・演出＞　豊岡（劇作家大会）、福岡、熊本、仙台、札幌、京都、三重の7都市ツアー

2013年　『目頭を押さえた』＜作＞　上田一軒演出／三重県文化会館小ホール、こまばアゴラ劇場

2013年　『人の気も知らないで』＜作・演出＞　コモンカフェ（大阪）、サンモールスタジオ

2013年　『流れんな』＜作＞　上田一軒演出／八尾プリズム小ホール、ぽんプラザホール（福岡）

2012年〜13年　『エダニク』＜作＞　上田一軒演出／ぽんプラザホール（福岡）、津あけぼの座（三重）、アトリエセンティオ（東京）、アトリエ劇研（京都）

2012年　『人の気も知らないで』＜作・演出＞モノコト（名古屋）、アトリエセンティオ（東京）

売込隊ビーム

2011年　「俺のカーオブザイヤー」＠「劇」小劇場、ABCホール

2010年　「トバスアタマ（2010年版）」＠「劇」小劇場、ABCホール

2009年　「徹底的に手足」＠「劇」小劇場、HEP HALL

2009年　「星が降り、夜が来て」＠「劇」小劇場、ABCホール

2008年　「森のゴムドン SPECIAL EDITION」＠インディペンデントシアター1st、小劇場楽園

2008年　「刻むルール」＠精華小劇場

2008年　メイシアタープロデュースSHOW劇場VOL.2『お気に召すまま』（原作：W.シェイクスピア「お気に召すまま」より）

2007年　「コクジンのブラウス」＠中野MOMO、HEP HALL

2007年　「マーチ！」＠インディペンデントシアター1st、新宿シアターモリエール

2006年　「山」＠HEP HALL、下北沢駅前劇場

2005年　「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」＠HEP HALL、新宿シアターモリエール

2005年　「大家族スペシャル」＠インディペンデントシアター2nd、下北沢駅前劇場、パルテノン多摩小ホール

2004年　「セブン・ルーム」＠ジャングル・インディペンデントシアター、シアターD（東京）

2004年　「13のバチルス」＠HEP HALL、下北沢駅前劇場

2003年　「最前線にて待機」＠アイホール（2008年に再演＠ABCホール）

2003年　「よせばいいのに」＠HEP HALL（2006年に再演＠インディペンデントシアター1st、下北沢駅前劇場）

2002年　売込隊ビームとヨーロッパ企画「サッカー」＠rise1シアター

2002年　「出動せず！」＠扇町ミュージアムスクエア

2001年　「舐めてかじる桃」＠アイホール

2001年〜　「お気楽ショートストーリー集」という企画で、「ブロッケンマン」「contact!」「NPO新しいゲームを開発する協会」など短編多数

2000年　「ムラスズメ」＠扇町ミュージアムスクエア

1999年　「鬼斬り」＠一心寺シアター

1999年　「チワキニク踊ル」＠一心寺シアター

1998年　「ワナナワ」＠通天閣（2006年にhide監督により映画化「ワナワナ。」）

1998年　「トバスアタマ」＠アイホール（1999年に再演＠扇町ミュージアムスクエア）

1998年　「ヴィークの人」＠森ノ宮プラネットホール

1997年　「MM」@一心寺シアター（2002年に再演＠芸術創造館）

1997年　「アクセル」＠森ノ宮プラネットホール

1996年　「PIONNER」＠森ノ宮プラネットホール

映画

2023年　まつむらしんご監督「あつい胸さわぎ」　自身の戯曲「あつい胸さわぎ」原作

小説

2022年　河出書房新社「わがままな選択」　自身の戯曲「粛々と運針」原作